学生が自動車免許を取得する場合の方法として、通常、合宿免許(免許合宿)と通学免許が主に選ばれます。
では、合宿免許と通学免許はどのような違いがあるのでしょうか。
【合宿免許】
教習所が用意する宿泊施設に滞在し、決められたスケジュールに沿って短期間で免許取得に必要な技能や学科の教習を受けます。
住んでいる地域近辺の教習所は入校できない決まりになっていることが多いです。
合宿免許を行う教習所の多くは都市部より地域部にあります。教習に集中し短期間で取得できるように配慮されています。また地域部で行うことで費用が抑えられます。
【通学免許】
自宅から通い、住み慣れた土地で教習を受けます。
1:運転免許取得までの期間が違う
【合宿免許】
AT限定免許であれば最短14日で取得することが可能です。
教習所がスケジュールを決め管理するため「教習の予約が取れない・・・」ということもありません。休校日以外毎日教習を受けることができるので、通常2週間~3週間程度でカリキュラムを終えることができます。
学科試験に落ちて1泊か2泊ほど延泊となる場合もありますが、ほとんどの場合スケジュール通りに教習を終了できます。
また、毎日運転できるので運転技術の上達も早いですよ!
【通学免許】
AT限定免許であれば平均3ヶ月〜半年程度かかります。
「予約がなかなか取れず、キャンセル待ち状態…」という状況が常に発生するため、週に1~2回しか受けられず長期間になりがちです。免許取得までに余裕のあるスケジュールを立てておく必要があります。
また、毎日運転できないため運転技術の上達までに少し時間がかかる傾向にあります。
2:運転免許取得までの費用が違う
【合宿免許】
費用は一般的に18万~34万円程度です。さらに、多くの場合追加料金もかかりません。試験に落ちて追加の教習が必要になったとしても保証に含まれているケースが多いです。
教習所によって、食事の有無や部屋タイプ、宿泊施設のグレード、時期などで価格が大きく変わりますが、早割や学割、グループ割等お得に参加できるキャンペーンもあります。
【通学免許】
費用は一般的に25万~35万円程度です。通常コースには試験に落ちて追加の教習が必要になったとしても保証がありません。延長保証オプションとして、追加料金を支払うことで保証が付く形が主流です。
また、通学の場合は交通費や飲食代等の費用がかさむこともあります。
合宿免許(免許合宿)は通学免許よりも10万前後安く済むことが多いです。
3:スケジュール管理
【合宿免許】
教習所がスケジュールを決め管理します。
自分で行わなくていいため面倒なこともなく、楽に短期間で免許が取得できます。
スケジュールが決まっているため、一時帰宅や欠席などは基本出来ません。体調管理に気を付け規則正しい生活を送る必要があります。また、バイトも出来ません。
【通学免許】
自宅から自分のペースで通えます。
自分の予定に合わせて教習のスケジュールを組めるので、学校やアルバイト、サークル活動などを行いながら通うことができます。
特に急いで免許を取得する必要のない方は、空いた時間を教習に活用されています。
また、1コマずつ受けられるのでスケジュールや、体力・体調に合わせて自分のペースで進めていけます。
ただ、予約が取りにくく長期間に渡り通学しなければならない、またやるべきことがたくさんある日常生活の中で自分でスケジュールを組んで通学するのでモチベーションを維持しにくいとの声もあります。
合宿免許(免許合宿)と通学免許のメリット・デメリットを理解した上で、自分に合っている方を選択下さい。
2週間の長期休みが取れる学生さんは、安くて早い「合宿免許」がおすすめですよ!